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日本の今後のエネルギー政策について(1)

ソフトバンクの孫社長からの提言、なかなか良いと思います。1時間程でちょっと長いですが。

http://www.ustream.tv/recorded/14153702?lang=ja_JP

要旨の一部は以下の通り。自然エネルギー利用を増やす、コストは大量生産を進めれば、安くなるはず。20年間、自然エネルギー利用からの電力買い取りを続ければ、技術開発も進み産業として成熟するはず。また自然エネルギー利用について、税制上の優遇措置を与える。反対に現在運転中の原子力発電などについてはそこからの電気利用も含めて税金を高くする。その分の税金は、自然エネルギー利用などの研究や技術開発費用に充てる。原子力発電が安いと思うのは幻想で(原子力発電で発生する放射性廃棄物の最終処理費用や事故リスク担保費用を含めればかなり高いはず:筆者注)、化石燃料も今よりだんだん高くなっていくはず。

ただ話の導入部で、関西の空間放射線量が高いのは、福島原発事故の影響ではなくて、もともと関西地方は空間放射線量が高いのです。これは大地からの放射線について、大地が関東は主にウランなどの放射性物質が少ない関東ロームのせいで低く、関西はウランなどの含有量が多い花崗岩なので高いのです。

私も参加している会員制のSNSサイト「森の365日」でモモンガさんが紹介した、孫さんと2人の原子力技術者との対談↓で、対談相手の技術者が、いみじくも語っている、日本のサラリーマン原子力技術者たちについて、会社の社会は分かるが社会そのものはわからない実態はおっしゃる通りだと思います。こちらは15分程の動画です。

http://www.youtube.com/watch?v=cqiqkr9JKsE&feature=youtu.be

日本の全電力の3割が原子力発電からである。この3割を我慢し、別のエネルギー源を開発し、(原子力発電の3割分までは開発できないかもしれないが、)日本社会を成立させることはできるのでは、というのが孫さんの意見です。

私の個人的な意見としては、現状での自然エネルギーやバイオマス利用は大きなエネルギーを生み出すことは出来ないが、いろいろ知恵を絞って考えれば、さらに良いエネルギー源やエネルギー貯蔵技術を見つけることができるのでは、と思います。またこれまでの電気にどっぷりつかった生活を見直しすることが何よりも必要であり重要と思います。電気は太陽の熱や光、地球の水や空気などと違って、そこに在るものではなく、作り出さなければいけないものです。火力発電にしても、地球の貴重な資源を燃やして、亡くすることで電気を得ています。いずれは無くなるエネルギー源です。原子力も資源のウランを燃やすという点では同じですが、原子力の場合は事故のリスクがあまりにも大きすぎます。さらに原子力の場合にはウランの核分裂で必ず発生する放射性廃棄物をいかに処分するかの問題があります。トイレのないマンションと言われ続けてきました。

ただ現在の現代社会や産業を維持するには大きなエネルギーが必要です。日本は資源のない国なので、技術立国というなら、新しい技術の特許取得なら電気をたいして必要としないと思いますが、製品を大量に作り、産業として成り立たせるにはかなりの電気が必要のはずです。この問題については、また改めて考えてみたいと思います。エネルギーの問題は社会の構造や人間の生活、人生観や地球観と深くかかわっています。

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