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2011年11月

福島原発事故 食品中の放射能を測るには

福島第一原発事故による食品の放射能汚染に関して、市民の不安や心配があると思われます。事故から8箇月あまり経過した今では、心配な放射能はセシウム-134とセシウム-137です。半減期の短い(寿命の短い)放射性ヨウ素は今では無くなっています。この他の放射能は、福島第一原発近くを除けば、それほど心配しなくてよいと思われます。ただ私たちの口に入る食品中の放射能については、いったいどのくらいの放射性セシウムが含まれているのかわかりません。今日の夕飯の食材の中の放射能はいったいどのくらいあるの?という質問に答えるには、その放射能を直接測定するのが一番です。チェルノブイリ周辺の地域では、各地の学校などに測定器が設置されていて、住民が自分たちの食べ物などを自由に測定できているようです。使われている測定器はNaI(Tl)[エヌエーアイタリウム]シンチレーション測定器というもので、日本では今は高価な一式2千万円ほどもするGe[ゲルマニウム]半導体検出器がもてはやされていますが、汚染が放射性セシウム(Cs-134Cs-137)に限定されてきた今ではこれで十分です。値段は一式200万円から400万円ほどです。装置の維持費も検出器を冷やすための液体窒素が必要なGe[ゲルマニウム]半導体検出器と違い、ほとんどかかりませんし、メンテナンスも楽です。

外部の専門機関に測定を依頼すれば、たった1試料の測定結果を得るのに2万円程もかかってしまうでしょう。上記の装置では1時間ほどで精密測定ができますので、毎日何人かの人が使うことができます。試料数が多ければ10分ほどの測定でも結果がでます。測定の仕方について不安があれば、私が出かけていって講習してもよいです。その場合は以下のアドレスにメールしてください。ANA31486nifty.com メール送付にあたっては6nの間に@を入れてください。

操作はそれほど難しくはありません。パソコンを操作するようなものです。一度覚えてしまえばあとは楽です。

例えば以下のHPでは市民が出資し自分たちで装置を購入しています。

http://rm-ina.net/

今は円高なので、外国製の装置が安く購入できます。ここで購入した測定器は、172万円ということですので、200人の人が一人一万円負担すれば購入できます。

測定にあたっては、外部からの放射線を測定しないために、鉛製のしゃへい体が必要ですが、50cm四方くらいのスペースがあれば十分設置できます。全体の重量も100kgくらいでしょう。どなたかの家に置くこともできますね。

これからこうした活動があちこちで開始されると思います。自分たちの安全は自分たちで守るということでしょう。
各自治体に掛け合って、こうした装置を購入させ、市民が自由に測定できる場を創り出すことも良いかと思います。

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