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民意と、その発現、その発現方法

民意とは、国民の意思のことであろう。

民主主義とは、民意を発現する主義のことであろう。

そのために、選挙があるが、その選挙の方法に問題があるのではなかろうか。

国政を司る国会議員を選ぶ「小選挙区」という選挙方法は、民が住んでいる各都道府県をいくつかの小ブロックに分けて、その小ブロック毎に選挙するという方法だ。「小選挙区」に対置する「大選挙区」という選挙方法は、例えば都道府県毎に選挙する方法だ。「大選挙区」では、選ばれる国会議員の数が多いために、少数政党の議員であっても、選ばれる可能性がある。これに対して「小選挙区」では、「小選挙区」毎の議員数が少ないために、大政党の議員しか選ばれない仕組みだ。もしくは大多数の意見を反映する議員しか選ばれない。したがって、選挙のたびに、どどっと、勝利する政党が変わってしまったりする。この背景には、コミュニティーごとに平均的に同意見の人が住んでいる、という我が国の事情があるのだろう。我が国のコミュニティーはどこもかしこも同じように作られている。

今回の選挙では、あまり魅力的な政党はなかったように思われる。脱原発を束ねる、という謳い文句の「日本未来の党」もちょっと胡散臭い小沢一郎の影があり、一歩引かれてしまったのではないか。「日本未来の党」飯田哲也氏の得票数もたいして伸びなかった。国民にとって原発よりも景気回復のほうが大事だということか。

3年前に華々しく政権を獲得した民主党では鳩山元首相は政界の表舞台から引退し、菅直人元首相は落選、民主党の元閣僚も軒並み落選という事態だ。

国民は再び「原発推進」の自民党を選んだ、というより「小選挙区」制度が有利に作用して自民党が選ばれた、ということなのだろう。しかしその結果、「脱原発」の機運はそがれてしまった。「脱原発」派にとってこれからまた厳しい時代が始まる、ということだ。

国民生活や国家の仕組みを左右する大きなテーマの選択に当たっては、いくつかの国が採用している国民投票制度を我が国も導入すべきなのではないだろうか。

 

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