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2016年12月

チェリスト土田英順さんのこと

1216日に私もスタッフの一員である認定NPO法人いわき放射能市民測定室たらちね主催で、土田英順(つちだえいじゅん)さんの東日本大震災復興支援チャリティーチェロコンサートを開催しました。場所はいわき市アリオス音楽小ホールです。英順さんのチェロの音色に魅了されました。クリスマスシーズンに相応しいアヴェマリアや鳥の歌、バッハのG線上のアリアや無伴奏組曲第1番など、格調の高いものでした。学生時代に仙台のクラシック喫茶「無伴奏」でバロックを聴いていたことなども思い出しました。鳥の歌は、スペインのフランコ独裁政権に抵抗し反ファシズムに徹したパブロ・カザルスさんが編曲したもので、国連本部で演奏した際に「私の生まれ故郷カタルーニャの鳥は、ピース、ピース(平和)と鳴くのです」と語り、『鳥の歌』をチェロ演奏したエピソードは伝説的です。

曲の合間の土田さんのお話もしみじみしたものでした。使われたチェロは、東日本大震災で犠牲となった女性のもので、ボロボロになったチェロを譲り受け蘇らせ、最近はいつもこのチェロでチャリティーコンサートを行っている、とのことです。

土田さんは日フィル、新日フィル、札幌交響楽団で首席チェロ奏者を歴任され、ボストンフィルでも演奏され、現在はフリーの立場で、あちこちで精力的にチャリティーコンサートを行っておられます。小澤征爾さんとは同期で今も仲が良いとのことです。

自著「チェロ弾き英順 音楽の旅」(北海道新聞社事業局出版センター2014年刊行1500円)には、チェロとの出会い、小澤征爾さんとの親交などなど、一流の音楽家がどのように生まれ成長するのか、とても興味深く読むことができました。お勧めの本です。CDもいくつも出されています。

英順さんはほぼ毎月、たらちねに多額の寄付をくださっています。英順さん これからもチャリティーコンサートよろしくお願い致します。またいわきに来てくださいね。

当日のコンサートの模様です。https://youtu.be/wqMz6QYYv5o

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